練習するということ…。

2025.09.10

岐阜市のピアノ教室 鈴音 ♬Rinne.♪*゜
すず先生です(*^_^*)

今日は自宅練習について最近感じている事を書いていこうと思います。

ピアノは毎日の積み重ねが、忘れた頃に花開くような地道な努力が必要です。
習い始めの頃に教えてもらった事が、大人になってからやっと、本当の意味で理解をして心と身体に認識させていく…と言っても過言ではありません。
でも、習い始めの幼児ちゃんたちは、
「お家で練習ってどういう事?」
という、真っ新な状態なので、大人のようには理解して取り組むことは非常に難しい。
でも、楽しくて弾きたい!という気持ちが湧き上がってくれば、周りがゴチャゴチャ言わなくても、自らピアノをさわります。
そしてレッスンに通っていく中で、『自宅練習とは?』という答えを、自分で見つけていきます。
ここがポイント!
自分で見つけるんです。
大人が強制しては、自分で見つけるどころか、次第に『やらされている…』というマイナスな感情に支配されてしまいます。

自分で見つけていくという事は、一人一人、「練習しよう!」と思うタイミングが違います。
たまたま頑張って練習した時に、先生に凄く褒められてやる気が出る子。
お友達がものすごい難しい曲を弾いていて、自分も弾けるようになりたい!とスイッチの入る子。
レッスンに通っていく中で、分かることが増えてきて、どんどん弾きたくなる子。
練習するとシールがもらえるから頑張る子(笑)
先生とのお約束だからきっちり守るタイプの子。
それは、習い始めてすぐに見つけられる子もいれば、何年も経ってからの子もいます。
そして、どんなきっかけでも、どんな理由でも、それがその子の内側から湧いているもので、最大の原動力となります。
小さいうちは、お母さんの言葉が絶大な力を持っていますので、ある程度の強制力が効くとは思いますが、あまり長くは続きません。
お母さんの強制が鬱陶しくなって反発するか、お母さんがいないとピアノが弾けない子になってしまう…。

今まで、そうやってピアノから離れていった子ども達がたくさんいます。
どうか…子ども達の成長を急がず、どっしりと構えて見守ってあげて欲しいと感じます。

そして講師としての役目は、子ども達のやる気を引き出せるようなレッスンをすること。
楽しくてどんどん弾きたくなるスイッチを見つけてあげることだと思っています。

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